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森くんがやるいろんなこと。

身勝手の極意とゴルフについて CHUNKINGについて。

みなさんこんにちわ。

最近、The Talent Codeの読書と翻訳を始めた森です。

先日見たドラゴンボールの中で悟空が「身勝手の極意」発動させてましたが、まぁそんな話とゴルフの話を考えて見ました。

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https://twitter.com/dbzksuper/status/914503394118848513より抜粋

身勝手の極意を私なりに解釈すると、脳と体を分離させて、脳が意識する前に体の細胞に意識してもらうなんていう、素晴らしい発想なわけですが。

The Talent Code読んでたら、まさに近いようなこと書いてました。そこではミエリン。いわゆる神経細胞てきな奴ですが、一言なら、神経伝達を早く行う奴です。

ミエリンの強化をすることがすげー。って話です。ミエリンって強化できるのか?っていうと、まぁ出来なくはないけど、それなりのメソッドがあるなんて話をしているわけですが、その具体的な方法を書いた本が、The Talent Codeなわけです。

天才の作り方というべきか(ありがちだな)、生まれながらの天才はいない(これもありがちだな)というか、まぁその辺は置いて置いて、後天的に天才的な奴は作れるって話だと思うわけです。

それが学習方法だったり、インプット、アウトプットの方法だったりするわけですが、世の中の天才を見てきた著者が共通点として挙げている部分だったりするわけですね。まだ、詳しくは読んでないけど。まぁとにかくすげーんだろうなということで、速読かましてますが。

 その中で気になった言葉があったので、それだけを拾って書いてみた話です。

「CHUNKING」、ウィキ等で調べれば具体的な話は見えてきそうですが、最近気づいたのですが、上級者やレッスンプロはチャンキングしすぎてて伝わらないのではないかってことです。

 チャンキングってのは、いわゆる、階層構造作ることでもあるし、ひとまとめにすることでもあるし、記憶をしやすくするようなものでもあるのですが、私の言葉を使うのであれば、キーワードです。

 例えば、私のようにキチガイ的にゴルフのことを考えている人からすると。一つのチャンキングされた言葉から、こんな階層構造を描きます。

 

ちなみにこんな永久保存したくなるような動画があったので。

www.skysports.com

「フェース面をちょっと左に向ける。」ってローリーマキロイが言ったことに対して。

フェース面を左に向ける。ちょっと。→アップライトにクラブが上がりやすくなるのか?それともグリップする時点で左に向けるのか→(で動画を見ると)→なるほどアップライトに挙げてるな→左に振り切ってる→ってことは、いわゆるアウトサイドイン気味に振りつつ、ボールを捕まえて、フェードって感じかな。ちょっとってどんな感じだろう。こんな感じかな。→確かにこうやると(この時点で体を使って神経細胞と会話してる)→あ、本当だ上手くできる。

フェース面を左に向けると、どんな事象が起こるかを体が理解している状況があったらそれはチャンキングの言葉としてマキロイの中では正しいけど、同じ事象を体で表現できないということは、チャンキングできていないということになるわけだ。

 これを、もし雑誌やレッスン本で書くのであれば。

「フェース面を左に向けて、あとは普通に振ればフェード!!」という、不可解なキーワードが生まれる。これを末端の情報がない人達は、左に向ければフェードだってよ。とか、左に向けたらフックするんじゃないかと、自分の中の情報と擦り合わせを行う。

 なるほどねー。分かった。

だから、長島監督の野球のレッスンは伝わりにくいのかなと。つまり、チャンキングを最大レベルで行うと、ビュッと振るとか、そういう話になるわけだ。実際に自分の中でフェース面を左に向けといて、ピっ、シャンで。フェードなんだけど。ピッ、シャンが分からないので伝えられないというか、もっというと、話が高次元になりすぎていて伝わらないということになるわけだ。

 天才ってのは、チャンキングすることで膨大な量の情報をまとめていて、天才じゃない方々は、膨大な量をまとめきれないってだけだと思うんだね。上手な人ほどシンプルに考えるとかなんとか言うけど、実はチャンキングしてるだけで、実際は相当な情報と意味と意識がそこには詰まっているんじゃないかと思うんだよね。

 写真とか動画とか生の人間の動きとかを知らないと、チャンキングが下手になる。だから、上手な人の動きを盗みつつ、それをチャンキングしつつ、神経に覚えこませ、そこで、身勝手の極意発動。的な。

 コーチの素養もあると思うけど、まず一番大事なことは、受け入れること、盗むこと、受け取る時は自分の言葉や体の動きを大切にしないこと。なぜって、そもそも論として間違えた動きを覚えている状況の中で、自分の中に正しい答えは存在するはずがない。というか、そんなことやっているから悪いのではと思う。つまり、下手な1番の理由は、自分の中にある答えと違うから受け入れないということじゃないかと思うわけだ。もうちょっと違う言い方をすると、下手な人はチャンキングしている時点で大きく間違っているって話。

 例えば、「振る」という言葉に対して、「振る」ってどうやって。剣道の振り方もあれば、野球の振り方、テニスの振り方もあって、もし振ったことがない人であれば、何かを振る動きを覚えさせる必要があるわけで。で、ここが面白くて、様々な競技や動き勉強をしておくことで、いろんな方向や知識でその「振る」っていうチャンキングを理解することができるって話なわけだ。

 つまり、ゴルフしかやってこなかった人は、チャンキングがゴルフでしかできない。もっと言うと、他のスポーツをやってきた人の方がゴルフの動きを理解しやすい可能性があるということ。ゴルフしかやらなかった人は、イップスとかになるとかなり難しい。なぜなら神経細胞がそれを覚えてしまったから。強烈なイメージやショックな出来事は神経細胞も覚える。逆に他のスポーツで良い意味でチャンキングできれば、そういう類のことも良い方向に向かうんじゃないかと思ったわけだ。

 ちなみに、私はパターが下手なんだけど、多分、チャンキングが下手なだけじゃないかと思う。つまり、パターを振るということに対しての勉強量が足りなくて、情報が足りていないので、パターを普通に振ってボールをラインに転がすという意味を本質的に理解できていないのではということ。逆にショットに関してはかなりの自信があるということは、そこのチャンキングは上手く言ってるってことだね。

 問題もあるんだけど、今、正しいと思っているチャンキングされたスキルが、コーチや素人、メディア、友人などの一言で変わってしまうことがある。

 「なんかおかしいよね最近のスイング」って言われたら大抵の人が意識を頭に持っていく。つまり、頑張ってもスーパーサイヤ人。身勝手の極意にはならない。また、変なチャンキングが生まれてしまう可能性があるので、上手くできているのであれば、誰かの言葉を聞かないことが実は一番良いかもしれない。

 もう少し読み進めて見よう。とりあえず。時間があったのでメモ程度に。