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森くんがやるいろんなこと。

全米オープン LOCAL Qualify 2日目 練習ラウンド メモと所感

さて。みなさんこんにちわ。今日は長くなりそう。

 今日は、指定練習日ということで、勝手にペアリングされたこちらのアマチュアゴルファー「K」と一緒にラウンドしました。アマチュアと言っても、ライアンパーマーとかスコットピアシーと友達って言ってるプロのようなもの。というか、話聞く限りお金だいぶ稼いでいるから、日本ではプロと呼ぶ方が正しいのかなと。

 ってか、アマチュアなのにそんな稼ぎ方していいの?笑って感じの。SKINSやら普通のミニツアー出て1ヶ月稼ぐやつで400万程度は稼ぐらしいけど。笑。アメリカの上手なゴルファーには普通な話だそうで。ん。アマチュア規定違反じゃね?って聞いたら、「Who cares?」だとさ。笑。だから。「日本だとそこら中から叩かれるよ」って言ったら。「ゴルフってゲームを楽しめないだろ」。って笑われた。土地柄もあるのかなと思ったけど。ゴルフの常識自体が全く違うし、ゴルフに対する取り組み方も全く違う方向性を向いている気がした。

 ゴルフ場もおもろくて、今回の会場はSouthShoreGolfClubっていういわゆる会員専用のゴルフ場。基本、門は閉じてるし、笑顔だけど、絶対に予選出場者以外は参加できないの頑固さ、ゲストはプレーの1時間前からの練習のみ許すとか、結構厳しいくせに。ポーターのおじさんはワイフが日本人らしく、大丈夫です!と日本語で言われて笑ったし。あと、今日はなぜだか気温が激アツで38度もあり、携帯電話途中で使えなくなるし。試合本番は25度らしいから安心しろみたいな。あと、「お前は早く来すぎだからちょっとしたらコソッと練習していいぞ。みたいな。」なんだそれ(笑。

 練習場に行って気づいたけどボール代も取らないから時間気にするんだ。さすがプライベート。ドライバーで打つと明らかに民家に当たってた笑。ダウンウィンドだから仕方ないって隣のプロっぽいアマチュアに言われた。芝から打てるってやっぱり最高ですな。しかも今回はバミューダグラス。あの噂のやつね! と、打ってたけど。フェアウェイはまぁ問題ないとして、多少沈む感じはあったけど逆に気持ちよくタフが取れて打ちやすかった。ラフはまぁなんというか「無理」グリーン周りでPGAの選手の気持ちがわかりました。あれはロブだな。全部。ロブアンドランって感じ。ってかラフ行ったら絶対コントロールできないと思って打たないとダメかもしれない。ウェッジならなんとなく。でも。ラフの絡み具合によって、かなり制限される。間違ってロングでユーティリティでラフから打ったけど2回真逆のボールが出た。ライの判断能力が問われる。ウェッジで打ったときはまぁなんとか上打ちすれば処理できるけど、結局、グリーンに弾かれるから手前からだねーって感じ。

 コースの話いつのまにかしてたからそのまま書いて行くけど。今回のコースは地元のハンディキャップ+2の同伴競技者曰く、超狭コースとのこと。実際。超狭い。というか、実際は広いけど風とハザードのせいで狭く感じるという表現が正しいと思う。

大抵、270ヤード付近のランディングエリアに入れてはいけないバンカーがあったり池があったり、もしくは、実際は広いけどティーグラウンドで視野を狭くさせたりと、まぁ巧みに良いショットを打たせない感じが出ていることが一番の難所。あと、250ヤードの広いところに打つとセカンドで狙いきれない感じが尋常じゃない。最低でも250ヤードキャリーって感じが一番対応できそうな感じ。逆にドライバー全開で行って300キャリーさせると、超狭い。330打たないと意味がない感じ。大抵、フェアウェイを絞ってあって幅は20ヤードない。でも、そこまでいけば確かにどうにかなる。キャリー250ヤードはドライバーだと危険。下が硬いからまず跳ねる。結果バンカーに入るみたいな。そこ打つなら精度出さないとダメだし、3Wやアイアンである程度スピン量出しつつ打つ感じが良い。

 グリーン周りは、特有のラフで正直無理。対応が今はできないから少々の慣れは絶対必要だと思う。つまり、ラフに入れたらほぼほぼピンに近づかない可能性が高い。ただ、グリーンが基本的にポテトチップスなので、どこの傾斜を使うかってことを考えてやればなんとかなるかもしれない。あんまり日本のコースでは見ないのが(私の行く)グリーンの奥のエプロン。大抵オーバーするとそこに行くし、いったらいったでボールの高さの2倍程度あるラフに寄りかかる。で、ウェッジで処理できないのでパターのトゥとかウッドを使う。なるほどね。

 グリーンは、一緒に回った奴に聞いたら今日のグリーンは良い方らしい。実際10フフィートくらいで、コンパクションはまぁまぁ、基本ショットは全部跳ねる。日本だとあまり良くないグリーンに相当する気がする。(先日ラウンドした関東アマ(平塚富士見)の予選よりは全然コンディションは悪い。パターまっすぐ転がらない。)ただ、傾斜を想定しながらセカンドを打てば跳ねないって感じ。しっかりロングショットは受け面にアタックしていく必要がある気がした。ただそれを150ヤード前後で処理して行く必要がある。じゃないと予選通らない。正直、全ホール、ウネウネしてた。つまり、違う面に落としたらほぼほぼナイス3パット。

 多少の偏見や誇張もあるかもしれないけど、日本のゴルフはショートゲーム優位で展開を進めると感じたけど。アメリカの(今回のコースは)セカンドショットがピン付近に行かない限りパーも厳しい。付近ってのは直径3mの円みたいなイメージ。そこに想像力とショット力、スピンコントロール、高さのコントロール(ぶっちゃけそいつ曰く、高ければ高いほど良いらしい)がないとだめ。しかも、そいつ曰く、グリーン周りにいったとしても寄せきれる可能性が少ないから、いかにセカンドショットをバーディチャンスに付けれるかと言っていた。ショートゲームはもちろん重要だけど、それではバーディ取りきれない。しっかりとゲームコントロールする必要はあるけど、グリーン周りでラフに入ったらパーがギリギリ、ボギーは当たり前、最悪ダボも覚悟する。ラフじゃなければチップインも狙うけど。つまり、戦略ありき。日本でもセカンドショットでグリーンに打つ方が良いに決まってるけど、ちょっとニュアンスが違っていて、セカンドショットでチャンスを作らないとアンダーでは帰ってこれないという表現。つまり、ボギーやダボは計算のうちとのこと。じゃぁPGAツアーの奴らはどうなんだと聞いたら、あいつらは精度が違うって。スピンや高さも含めピンに飛んで行くらしい。あとは、風と運。それ次第だと。もちろんクラブも全然違うよって(笑)

 アメリカで割と上位にいるアマチュアと話して感じたことは、本当に表現できないくらいたくさんあるけど。まとめるとやっぱりどこかで上手くなろうとしているというよりは、強くなろうとしている感が強かった。超良いやつで、今度その大金がかかった試合に来いよって誘ってくれたけど。そうするとアマチュアやめないと無理だしなぁ。笑って言ったら、アマチュアもプロもあんまり関係ないよ。稼げるか稼げないかならどっちが良いよ?って言われた。確かにおっしゃる通り。

 そいつは、エリート街道を歩いてこなかったタイプ、カレッジで多少やったけど、悪いことしてゴルフできなくて、でも好きでやってるって言ってたけど。で、そんなエリートゴルファーとは考え方もやり方も全然違うって自分で言ってた。エリートは正しいコーチがいて、正しい打ち方があるって言ってた。みんなほとんどまっすぐの球を打つし、良いスイングしてるって。ただ、俺は、グリーンを狙う方法をひたすら練習したとのこと。結果、そいつは俺の1.5倍くらいの高さのフェード。どっちかというとほぼまっすぐだけど。ちなみに日本では俺も結構高い球打つんだけど。ロングアイアンは本当に2倍近い。ロングのセカンドで540ヤードのセカンド230ヤードの左からの風で、俺から225ヤードピンで、ドローで風に当ててグリーン面に打っていったんだけどグリーンエッジに落ちて奥まで跳ねていった始末。多少フォロー入ってたから仕方ないと思ったら、そいつは、俺の2倍以上高さで3アイアンで超ハイボールでグリーン面キャッチしてきた。ちなみに右全部池なのに、風左からなのに。半端ね。理解できない。すげー。

 ただ、本当にこんなゴルファーとたまたま知り合えて、一緒にゴルフができたことに感謝する。実際にアメリカ人はみんなお前みたいに上手いのか?って聞いたら、「いや、もしそうだったらUSOPENなんか出れないよ」だと。俺はエリートに比べたら全然劣るけど、負けないぜ。って。どんだけ自信半端ねーのかと。結果、65回でラウンドしてたし。ちなみに俺は76回。うーん。力の差を感じますねー。7バーディ(まぐれ神降臨)、1トリ、4ダボ(OB絡み)1ボギー。パー71だから5オーバーって感じ。正直、超ナイスバーディなんだけど。セカンドショットをラフから打ったら基本OBだった笑。奥、右。左。谷底。全部やったが。笑。ティーショットは幸い1発だけ。ビビってユーティリティで刻んだらフェアウェイまで届かなかった(笑)

 総じてもう夜中だからまとめると。

こんな楽しいゴルフ場がたくさんあるならもうアメリカに住みたい。そしてゴルファーがなんか日本とはちょっと違う感じがした。日本のアマチュアの上位にいらっしゃる方々やプロは是非、アメリカに一人で武者修行行った方が良いと思う。なんか全然違うし。言葉で説明することはできないけど。日本人複数で行っても仕方ないけど。是非、現地の上位のゴルファーと楽しんで欲しいと。だって僕でも全米オープン出れるんだし、みんな体感したら良いかなと思いました。ポルトガルでゴルフした時の数倍ゴルフ感が変わった。あの時は、一緒にラウンドした人たちみんなアベレージゴルファーだったからかもしれないけど。

 

 今日得たことは。その上手なアマチュアに言われたこの一言。

 「you have enough skills, why don't you come and try 」 

「お前は十分な技術があるんだから、こっちきて挑戦したら?」

まじか。現場の上手な人に認められた。話半分かもしれないけど。どんなとこでそう感じるの?って聞いたら。

 「180ヤードを普通に8番とか7番アイアンできっちりスピン揃えて打てるし、ドライバー280は平均でキャリーしてるし、スプーン使えるし、。。。足りないところはラフとショートゲーム。これは技術じゃなくて慣れ。俺は、ゴルフ年間300ラウンド以上してるし。そこは慣れるしかない」って。笑。

 「あと、日本人のくせにしかも英語上手く喋れないのに、コミュニケーションしようとするし、俺が飯に誘って、即答でYESと言ったから」と日本人への多少の偏見もありつつ、個人的な感情もあるじゃん。笑

 

今日の感想。

 1日、英語喋って疲れたけど、喋れた。左ハンドルで車線がわけわからなかったけどできた。あまりの暑さに熱中症気味で倒れそうだったけど、倒れなかった。このコースを歩きでラウンドする本番になんとかなりそうかもって思えた。

 

P.S.

 ちなみに練習ラウンドで二人でラウンド2時間10分。しかも後半は1組パスさせてる。日本時間かけすぎじゃないか。笑。パスして行った人は普通のおっちゃんとおばちゃん。スピード半端ない笑。

 

何はともあれ。

 「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」

 

以上

長々すいません。