The Game I love

森くんがやるいろんなこと。

全米オープンローカルクオリファイ日記。初日。出発。

さて。みなさまこんにちわ。

 昨年のゴルフアルゴリズム出版からもうすぐ1年が経とうとしているわけですが。本の中で、「全米オープンに出る」と言った以上。出なくてはということで。来たる5月8日の全米オープンのローカル予選@ラスベガスのため。本日、無事に渡米しました。

 出発から到着まで約20時間。まぁ長旅でしたが、何より驚いたのは。「ESTA」という数年前にはなかった仕組み。空港着いてから申請してまさかの「72時間以内」にと聞いたときには青ざめましたが。30分で申請もおり、無事出発することができました。

 前置きはこの辺にして。

USOPENは、実は、USGAのハンディキャップ1.4以下の人であれば誰でも参加が許されている試合です。


アメリカ国内で地区予選(ローカル予選)が100会場以上で行われ、そのあとSectional予選36ホールをもって
上位進出者が本戦である試合、USOPEN、つまりメジャー大会に出場できるという流れです。

セクショナル予選は、日本でも行われておりますが、世界ランク500位以内のゴルファーしか参加できません。
世界ランク500位って、なかなかアマチュアには難しいわけで。つまり、アマチュアのほとんどは地区予選から参加するわけです。

逆に考えると、たった3ラウンド神降臨すれば、まさかの本戦に出場することが可能となります。


そして、追加で4ラウンド神降臨すれば、マスターズもあるかも(笑)という
なんとも神頼みなシンデレラストーリーが成り立つわけです。

で、そのシンデレラストーリーを夢見て(イヤイヤ流石にそんなことはありませんが)
私は、昨年の6月に盲腸で入院した時に参加することを心に誓いました。

理由は色々とあるのですが。
まずは、世界のゴルフ基準を知りたいということ。
これは、とある海外を知っているプロゴルファーから日本のゴルフの小ささと世界の大きさを聞かされて、「本当か?」と素直に知りたかったということ。
もう一つは、出れると知らなかったから、出れるなら出るでしょという単純な発想。
あと、上達の方法は自分が対応できない環境に身を置くことだと知っているから。
あと、なんかわざわざ日本からタイトルの一つも持たないアマチュアゴルファーが参加することが面白そうだから。


あと、もしそんなことをする友達がいたら、単純に周りの人も「何かあるかも」と人生のスパイスになりそうだから。


あと、世界のゴルファーと友達になれたらきっとゴルフ観が変わるかなと思ったから。
などなど、もっと色々と実は理由はありますが。笑


もちろん、参加するからには予選通過をと考えた去年。
情報収集をしていて気づいた事実。
カットラインがほとんどアンダー。しかも場所によっては、67とか65とか。
その時の自分としては流石にクリアできる可能性が1%もない状態。


そこで自分へといろんな条件を設置しました。
ゴルフ本の出版、資金確保、ゴルフレベル底上げ、ダイエット、
これらがクリアできたら参加しようと決めたわけ。

ご存知の人がいるかとは思いますが、「ゴルフアルゴリズム」ページ数200ページを超える超大作の作成。これは目標の7月2日にクリア。
資金確保は日々の貯蓄そして飛びッシュやウネッティを含めたいろんな仕事を一生懸命やって、最低限の資金確保をクリア。


ルフレベルの底上げは試合という環境を使いながら、AP戦略(後日紹介)や技術を最大限に上げるための武者修行的なプロの方々との戦い。
正直、相当レベルは上がっていると感じているが、自己評価よりも客観的評価が高いことが最大限の理由。


ダイエットは11月から始め、117kgあった体重を94kgまで落とし、歩ける体を。(結果達成したのは4月25日)
ダイエットの理由を全米オープンに参加して間違ってテレビ出て太り過ぎの自分は嫌だからと、大変恥ずかしいことを言うほど私はアホではないが
ただ、ビジネスクラスではなくエコノミークラスでコスト削減してアメリカに行くためではあった(笑

あと、ゴルフに対して真面目に取り組んでいる姿をこれまでゴルフをやる上で知り合ってきたゴルフ仲間に口だけじゃなくて自分が挑戦することで一つの目安にして欲しいと言う思い。

世界が全て正解とは言わないが、世界のレベルを肌で感じてくることで分かることの方が多いし、多分、これから蓄積できるゴルフ技術や経験の幅、器の度量が広がると思うわけ。誰でも参加できるのに何故参加しないのか、理由はお金、技術不足、時間、語学力、本当にその人それぞれ色々とあると思ってます。
でも、不足は充足のためには欠かせないもので、ないから付け加える。なければどうにかしようとする。
そう言う意味では、自分で絶対に全米オープンに出るということを口に出さないと不足は補えないのかなと。

ちなみに、もしお金がないという方は勘違いされていると思いますが、単純に出場するだけなら、
参加費200ドル、旅費(飛行機代金70000円前後)ホテル(ホステルなら100ドル未満)滞在中の小遣い1日100ドル(多すぎだが)500ドル。
ゴルフ代金(多くとも300ドル前後)。つまり1ドル100円換算として、20万円弱で行ける。
多分20万円はどうにでも調達できると思うわけです。サラ金で借りても、ヤフオクで物売っても、1ヶ月2万円づつ全米オープン貯金として貯めれば行ける。
ちなみに今回はラスベガスで予選参加を決めた理由は飛行機代金の安さ。あと、場所がPGAツアーの会場だからということ。(実際はまさかのギリギリになってゴルフ場の変更があったが)

技術不足を語る人が、そもそも日本で勝てていないに世界レベルで勝てるはずがないというわけですが、

そんなの知ってる。
でも、どれだけ足りないか分からないと成長できない。

日本で1勝してから世界に出ると言う人はたくさんいると思いますが、残念ながら私にそんな人生の余裕はありません。

世界を知ってからそのために努力するから日本でも頑張れるのではと思うわけです。
ジュニアゴルファーからトップでやってきたり、プロの方々は世界でやってきて感じていることがあって、日本で戦っている人もいると思います。

その人は多分世界基準でやっているはずです。世界基準のゴルファーがすごいとか強いとか上手いとか言ってるわけではないですが。
基準が違えば絶対的な技術量も違うはずです。

時間。作れば良い。たったの1週間。しかもゴールデンウィークを使って。仕事がかぶる2日間はお許し下さい。

言語力。あまり必要ないと思う。なんとなく雰囲気で行ける。ただこれは私自身が高校時代に海外を1年ほど経験しているからと言う理由もあるが。
そもそもゴルフするときに、しかも試合するときに英語必要だろうか。海外旅行行けるレベルで十分だと思う。実際、なんとなく通じたし。

 アマチュアにはハンディキャップ1.4以下と言う壁があるのは事実ではあるが。そこは練習が必要なだけで、別にクリアできないことではないと思う。
ってか、統計的には0.4%前後はいるはずなので。単純に10万人のゴルファーがいたとしたら、400人はいるはず。10万人ってことはないから多分もっといるはず。

 つまり、一言でまとめると。チャレンジする気概さえあればなんとかなるって話なわけだ。(結構ざっくりまとめたが)

それじゃ。行くしかない。

とりあえず。やってみようかと。

さて。行ってきます。

日本時間 5月4日 15時 @羽田空港にて。

とりあえずメモでした。

P.S.今、サクッとカジノというものを初挑戦してきたのですが。今日は肩慣らしということで、仕組みとルールとやり方を知るために。さらっと210ドル持ってかれました。(涙)こちらは試合後の夜が本番です!メンタル的にやられた状態でゴルフにはいけないので(笑)

 

明日は指定練習日。どーなることやら。写真やその他諸々は追って報告いたします。