The Game I love

森くんがやるいろんなこと。

GAME GOLF LIVE VS ARCCOS GOLF (2018年日本ゴルフ界で流行するゴルフ用品)

GAME GOLF LIVE VS ARCOSS GOLF

 (ゲームゴルフライブ VS アルコスゴルフ)

これは、2018年日本ゴルフ界を盛り上げる1品だと思ってます

と、その前に。

 昨日L-1グランプリが沖縄であった、これまでずっと運営で参加していたが、今回は家庭の事情により、どうしても参加できなかった。選手の皆様には本当に申し訳ないが、この場を借りて謝りたい。優勝の南出選手おめでとうございます!理由はここでは説明できないのでご了承頂きたいが、来年は是が非でも参加したい!

 最近初めて気づいたが、ゴルフができることは本当に幸せで、体が健康であるということは本当に恵まれているということ。どんなに素晴らしいプレイヤーでも健康を害せばただの人。いつ病気が襲ってくるか分からない。皆さんも体には十分気をつけ、定期検診等で早めに問題解決をオススメします!

 

さて、話は変わりますが、日本市場では展開されていない両者ですが、GDOでは2018年1月にアルコスゴルフを販売するようです。次世代ゴルフIoTガジェット Arccos 360 | GDO

ただ、何故、GDOはゲームゴルフライブじゃないのか?ってところが不思議なのだが。

その辺を踏まえて、両者比較をしてみようかと思う。

さて。今回は時間もあるので今回は長々と書きますが。

なぜなら、それは、来年のヒット商品と想像するので。

 そもそも。この二つの機械は何をしてくれるのか?というと。ショットトラッキングだ。ショットトラッキングとは、ゴルフ場で自分のショットを何番で何ヤード打ったとかその辺の情報を拾ってくれ、かつ、分析可能な形にしてくれるということ。

ちなみに、小生は、値段の安さという理由だけで。ゲームゴルフライブを使用しているわけだが、アルコスゴルフを日本でも発売されるという情報を耳にしたので、せっかくだから比較してみようということになった。

まず、比較する前に、実は、この機器論争はアメリカで2015年より行われている。日本は遅れている現状がある。そして、多くのレビューアーは、アルコスゴルフを推奨している。なぜならアフィリエイト(つまり紹介手数料)が高いからなんだけど(怒)

 単純にアマゾンアフィリエイトで同率の%の手数料、例えば10%とした場合、100ドルのものと300ドルのもので、1000円と3000円の手数料の差が出る。だから、3000円の手数料が出る方を売るのが仲介者の当たり前だと思う。

 逆に今回GDOが売る理由も、安く入って比較的高く売れるからなのかもしれない。売上を上げることが会社としては正解だと思うので。

 しかし、アメリカ版のハテナ的なQAサイトでどちらが良いかという論争を見ると、五分五分。というか、自分が持っているものを正当化する人の方が多い。その中で両者持っている人の話があったので見ていくと。8対2でゲームゴルフライブが勝つ。

 結局は世論を調整しているのは、消費者に良い製品ではなくて、販売者に対してメリットを出してくれる商品なのかと、客観的に判断はする。

さて、早速比較をしてみようと思う。

 

1.価格 10対0でGAME GOLF LIVE の勝ち

GAME GOLF LIVE :多分20,000円前後 (アメリカでは100ドル)

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ARCOSS GOLF:多分40,000円前後 (アメリカでは300ドル)

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2.精度 6:4でARCCOS GOLFの勝ち

精度は、ARCCOS GOLF は、携帯端末に依存する。日本だととりあえずは日本語版はiPhoneアプリで開発されているようなので、iPhoneだと仮定すると。人工衛星みちびき対応しているiphone7ならより精度が出るわけだ。というか、対応していないのであればそれほど精度に差は出ない。(http://qzss.go.jp/usage/products/list.html#smart phone/tablet PC)

GAME GOLF LIVEは実際に使っているのだが、精度は許容の範囲。ズレは5ヤードは最大で5ヤードは出る気がする。バンカーに入っているのに入っていないことは良くあるが、まぁあとで修正するのでほとんど気にならない。ちなみに友人のアルコスのことを聞いたところ、同様に精度ズレは起こるそうだった。結果修正するか気にしてない。

3.機器 9:1でGAME GOLF LIVEの勝ち 

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両者、これをクラブのグリップエンドに装着するのだが、アルコスゴルフについて言えば、14個のデバイスという形になっていて、一つ一つに電池が入っている。で、ゲームゴルフライブの機器は、電池が入っている訳ではないので電池を変える必要もない。

 ちなみに重さの問題もあるので、10グラムをグリップエンド側につけるということは、カウンターバランスになるため、多少、振り心地が変わる訳だ。2gで0.5ポイントなので、10グラムだと、約2.5ポイント。D2バランスだったらC9.5に変わる。1グラムであれば、ほとんど誤差はなく感じるが。D1.75。ただし、長くなればなるほど変わる訳で、総重量も同様に10グラム重くなるということを考えるとなんとも言えない。

また、ゲームゴルフライブはこのタグが18個最初のパッケージに入ってくる。アルコスは14個。コストの問題もあるのかもしれないが、ユーザーとしては、クラブを変えることが多い人はゲームゴルフライブでいわゆるサブの4本につけておく事が出来るという意味では良いかもしれない。

アルコスに関して言えば、あとは、携帯端末だけあれば良い。しかし、携帯をゴルフ場でしかもポケットに入れて持ち歩くというのはかなりの抵抗がある。基本はカートの中に置きっ放しか、もしくは、ロッカーに置きっ放しだ(というか試合中は携帯を持ち込めないし)ゲームゴルフライブは、腰に付けるGPS端末が用意されている。(下の写真の右のやつ)マイショット、クラブのグリップエンドを打つ前にこの端末に当てると、バイブレーションと共に自分の位置情報を得る事ができる訳だ。つまり、携帯を持ち歩く必要はないので、試合でももちろん使える(R&A、USGA共に許可済み)

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バランスが変わる、携帯がないと使えない(ちなみにGAME GOLF LIVEでは、ガラケーでもウェブとの連携で使えるので使えなくはない、USGAなどの許可も取得済み、試合で使える。)ちなみに緑の方がお洒落だという人もいたがそこは好みかなと。ちなみに2017年12月16日にUSGAの許可をARCCOSも得ることに成功した。(ただし、距離測定機を使用許可が出ている試合のみでという条件付きで、ただ、実際日本では、携帯電話の持ち込みを禁止している試合がほとんどのため利用することは不可能だと認識しておいた方が良いかと思う)

という意味で、ゲームゴルフライブの勝ち。

3.アプリ 6対4でARCCOS (理由は日本語対応)

 両者共に、ウェブアプリ、携帯アプリ共に存在する。2018年1月時点で多分日本語版のアルコスゴルフのアプリもiPhoneで登場することは間違いない。スタッツの表示の仕方や情報量その他諸々、情報量としてどちらが多いかという部分ではほぼ互角。ユーザーインターフェースの好みはあると思うが。ゲームゴルフライブの方見てみると。こんな感じだ。ちなみに、ハンディキャップ0の人と比べて、どこが悪いのかってのが5.39とか1.19とかその辺の部分。ここがー(マイナス)になっていると、そこはハンディキャップ0の人よりもすごいって話になる。逆にどうすれば上手になるのかも教えてくれる(英語だけど)右の下の方にあるのがそれ(SMART TIPS)。ティーショット下手なのが良くわかると思うが(苦笑)

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ちなみに秀逸だなぁと思っているのが。これ。

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自分がどのクラブでどれくらいの飛距離を打っているのかが分かる。ちなみに、ARCCOSも同じような仕組みがある。上記右の方だ。

これが日本語対応するということを考えると、ARCCOSの方が多少優れていると考える事ができる気がしないでもない。ただ、ゴルフのアプリで日本語って、別に英語をカタカナにしているだけだから、正直あまり気にならないが。

4.使い勝手 7:3でGameGolfLive

まず、ARCCOSは、携帯端末に依存しすぎてしまうという大問題が発生する。つまり、携帯電話がないとただのグリップエンドについている発信機という話だ。その点、GAMEGOLFLIVEは、携帯端末がなくても使える。その点で優れている。ただし、端末を充電し忘れると使えない。という悲惨なことも待っている。USBの端末で2時間充電すれば10時間利用できるということで、ゴルフ場に行く途中の車で充電しておけば問題ないが、充電しないと使えない。もちろん、携帯端末も同様だが。放置することは携帯電話はないので充電がなくなることはなかなかないと思う。

 友人の言葉を借りると、冬場はiPhoneすぐに電池なくなるので使えないし、ポケットの中で充電機とiPhoneを入れるのが面倒だと言っていたが。今年買ったばかりのiPhone8Plusであれば、100%充電で利用してラウンド終了時には40%になっていたということ。(もちろん、それ以外にも携帯は利用しているのでなんとも言えないが)

 ゲームゴルフライブに関して言えば、マイショット腰にある端末にグリップエンドを当てる必要がある。最初は慣れなくて良く忘れるのと、お先にってやる時に毎回忘れるんだけど、結果的には忘れてもスイングすればGPSデータを取得しているケースが多いので問題ない。(パターは無理)結局、ラウンド終了後にデータ修正をする必要がある。忘れたと思って、2回当ててしまう事があったり、乱打(ダブルボギー以上)した時とかそれどころじゃないところがある。ただ、ルーティンとしてそこに当てるという動作に慣れて仕舞えば問題ないというか。実際、数ラウンドすると当てたかどうか忘れても大抵自然に当てている自分がいる。

 ちなみに、ARCCOSは、スイングをした動作を検知するんだけど、何本か持っていって、例えば9番アイアンから7番アイアンまで持っていってそれを置いたり、素振りしたりしているのを誤認識して違った番手で作動する事がある。

 ただし両者とも携帯端末を手元に持っていればすぐに修正可能だという事。で、結局そこまで精度が出ている訳ではないので修正をどちらにしろする必要があるという事。という意味で変わらない。

 もっとも大きな私の中での答えとしては、自分の試合等のラウンドを伝える、もしくは記録するなら、GAMEGOLFLIVEだという事だ。なぜなら、試合で携帯を持ち込めないから。。。。。そして来年の全米オープンでそれを使えば、僕の1ショットを下手な言葉を使わずに説明ができるという事。極端な話、帯同キャディがOKなら、キャディにつけておけば情報取れるしという事。2018年のルール改正でレーザー持ち込みが可能になったとしても、試合中に携帯電話を持ち込むことは禁止されることの方が多いことを考えると。(少なくとも日本では)競技志向が強い人はGamegolfliveかなと思う。

5.SNS 引き分け

 多分これは最終的には引き分けになると思うのだが。GameGolfLiveとは、PGAのお墨付きなだけあって、コーチ機能の充実があると思う。ARCCOSは知らないが、GameGolfLive側では、コーチ登録ができ、生徒に対してのアドバイスや、コーチングが簡単にできる仕組みがある。つまり、世のレッスンプロの方々はこれを利用することで自分の生徒のコーチングが簡単にできるようになるということ。

 タイムライン的な機能もあるが、GAMEGOLFLIVEは自分からプッシュできる。つまり、今日こんなラウンドしたぜって友達にシェアできる。逆にARCCOSは受け身な感じ、友達が友達のラウンドを見ることはできるが、自分からプッシュする機能はなさそうな気がする。ただ、ここは最終的には同じになる事が想定されるのでなんとも言えない。

6.権威 10:0 GAMEGOLFLIVEの勝ち

 圧倒的に、GAMEGOLFLIVEかな。マクドウェル、リーウエストウッド、ジムヒューリックなどの看板と、PGA推奨のバッジ。それだけだけど、それで十分。試合で使えるってのが1番の理由かと。またこの手商品としては、GAMEGOLFLIVEの方が先に市場を作っているという意味でも勝ちかな。ARCCOSがUSGAを取ったところでやはりGAMEGOLFLIVEはPGA推奨となってしまうと、結果的にタイムラインにPGA選手が出てくるのは嬉しいのが正直。比較する事が無駄だけど、無駄にPGA選手と比較できるしね。

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結論

 結果的には、GAMEGOLFLIVEの勝ちかなとフェアな意味で思う。しかし、この手の商品は、結局のところ使う人が多い方が勝ち。なぜなら、SNS機能は同じ機種同士でしかできないからだ。つまり、マーケティングで成功した方が勝つという訳だが。すでにゴルフ市場において、この手の機器を好きそうなユーザーをたくさん確保しているGDOが取り組んだことで、ARCCOSの一歩リードの気がする。ただし、値段、ユーザーのタイプ、今後の展開を考えると長期的にはGAMEGOLFLIVEの勝ちのような気がしないでもない。日本でもGAMEGOLFLIVEは購入できるが、大変高い。3万とか4万とか並行輸入を良いことに値付けが微妙だ。アメリカでは88ドル+送料でアマゾンUSにて販売されている。僕は14000円くらいで購入できた。もちろん保証や問い合わせは英語でしか現在はできないためそれを考えるとARCCOSが一歩リードだが、可能であれば、GAMEGOLFLIVEが日本語ではないにしろ、日本での保証や説明書の日本語化程度をしてくれたらと思う部分でもある。

ってか、正直なところ、僕がやろうかと検討中。

個人的に

 試合に出る人なら分かると思うが、試合の時と練習ラウンドの時は距離が違ったり全く違うことをしている。かといって、数字だけのスコアカードでは語りきれない部分がある、それを客観的に判断することの重要性は言わずもがなだと思う。ARCCOSをなぜGDOが販売代理店になったのかは売上なのかと素直に思ってしまうのではあるが、GAMEGOLFLIVEはゴルフに真面目に取り組む人であったり、レッスンをするプロが生徒の試合等でのショット内容を確認することに利用するのには最適だと私は思う。